ディスポーザーの交換時期はいつ?メーカー別の費用について徹底解説

ディスポーザーとは

キッチンの排水口に取り付けて、毎日出る生ごみを粉砕処理して水と一緒に専用排水管を通して下水道に流すマンション用設備(電化製品の類)です。

 

その為にディスポーザー設置にあたって必ず必要なのがマンション等の敷地内に埋設しているディスポーザー専用の処理層です。

この処理層ではディスポーザーによって粉砕された生ごみを微生物により生物処理して汚泥と液体に分けるという作業をします。

汚泥は浄化槽同様に定期的な引き抜きが必要と成ります。

ディスポーザは、設置方法やその維持管理が適切でないと、宅内の排水設備は勿論、下水道管のつまり・破損の原因にもなりかねません。
また、海や川などの水環境にも悪い影響を与えてしまいます。

 メリット

  •  調理後すぐに生ごみを処理できるので悪臭の原因を防ぐことができる
  •  生ごみを溜めないので、虫が発生する可能性も少なくなる。
  •  排水口のぬめり等の掃除の手間が軽減される。
  •  ゴミを出す量が削減されるので結果CO2削減で環境に優しい。

デメリット

  • 維持管理費、電気代、水道代がかかる。
  • 処理出来るものと出来ないものが有る。
  • 処理物によっては大きな音や振動があるので使う時間が制限される。

 

さて今回はディスポーザーのデメリットの一つでもある維持管理費が掛かる点、その最も支出の大きい『交換時期』について書いていきます。

 

disposer-arekore.hatenablog.com

ディスポーザーの寿命はどのくらい?

ディスポーザーは家電ですので当然寿命が有ります。
それは最新機種でちょっとお高くて性能が良いディスポーザーをお選びに成っても一般的に耐用年数は7年から8年と言われている様です。

こんな症状が出て来たら

詰まり→水漏れ

ディスポーザーは主に生ごみを粉砕してゴミを少なくするという便利な物ですが、反面投入してはいけないものが色々あります。

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一見生ゴミとして処理できそうな果実の種や魚の骨、有名なところでは貝殻などの固いものを一緒に投入してしまうとその能力では粉砕仕切れずに、ひどい時にはディスポーザー内の部品を壊してしまうこともあります。

もし、大きな骨や貝殻などを流した覚えもなく、ディスポーザーの本体内部を覗いてみて部品が壊れているようにも見えない場合、取扱説明書に沿って対処すれば運がよければ、正常に作動する事もあります。先ずはそれで対処してみて下さい。

しかし、お使いのディスポーザー使用年数が耐用年数に近い場合や、それを超えてしまっている場合そもそもディスポーザー自体の劣化によって粉砕能力が失われている可能性があります。
従ってその時点で動き出したとしても、粉砕能力の衰えた状態ですから必ずまた詰まってしまいます。


こうなってはディスポーザーの本来のメリットをデメリットが超えてしまい、一番注意しなければ成らない階下への水漏れを起こしてしまうかも知れません。

ディスポーザーの水漏れの原因はこれだけではありません。


長年使用したことによるゴムパッキンの経年劣化やネジのゆるみ、又塩素系漂白剤等はディスポーザー本体は勿論、配管にも多大に影響を及ぼします。

白い粉がパラパラ落ちてきたなどと言う時にはご注意をして下さい。


そしてまだ耐用年数の7年まで至っていなくてもスプーンやフォークの噛み込みなどを繰り返してしまうとそれを取り除けても回転する刃がが欠けてしまったり、そもそもの回転軸が曲がってしまう事も有ります。

その場合修理で済めば良いのですが、例えばお使いのディスポーザーのメーカーさんが倒産していたり、もうディスポーザーをお取扱していない場合は当然部品も無いので交換と言う事に成ります。

現在生産されている国産ディスポーザー取扱会社

等が有ります。交換機種に関しては今お使いの後継機種、又はシンク下のキャビネットに干渉しないタイプで家に有った物を選ばれると良いでしょう。そ の辺の事もプロの業者さんにご相談されてみてはいかがでしょうか。

交換料金

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リクシルディスポーザー

株式会社リクシルは住宅設備機器業界最大手の企業です。

トステム」・「INAX」・「新日軽」・「サンウエーブ」・「TOEX」を統合

                           出典 株式会社LIXIL

ディスポーザーの交換料金は本体価格おおよそ6~7万円台

人件費、処分費等を入れてトータル9万円台~11万円台位

 

フロム工業のディスポーザー

フロム工業は50年以上前アメリカ発のディスポーザを、日本発のディスポーザシステムに築き上げてきたディスポーザー専門メーカー企業です

                            出典 フロム工業

交換料金は本体価格 おおよそ6万円台~7万円台

人件費、処分費等を入れてトータル9万円台~11万円台位

 

ヤスナガのディスポーザー

安永ではディスポーザーの為の浄化槽、ディスポーザー、自動車関連部品、医療、健康器具をはじめあらゆる分野で活躍している企業です。            

                                   出典 株式会社安永

交換料金は本体価格 おおよそ6万円台~7万円台

人件費、処分費等を入れてトータル9万円台~11万円台位

 

パナソニックディスポーザー

家電、美容、健康などのBtoC事業、業務用冷熱機器、デバイス、エネルギーなどのBtoB事業を領域とし、家庭からオフィス・店舗まで幅広い空間に対応した企業です。

                            出典 Panasonic

交換料金は本体価格 おおよそ6万円台~7万円台

人件費、処分費等を入れてトータル9万円台~11万円台位

 

テラルのディスポーザー

空調設備や給排水設備、消火・排煙設備、生ゴミ処理システムや水のろ過システムなどマンションやオフィスビル、スポーツ・商業施設などで活躍している企業です。

                            出典 テラル

交換料金は本体価格 おおよそ6万円台~7万円台

人件費、処分費等を入れてトータル9万円台~11万円台位

 

マックスのディスポーザー

ホッチキスを基盤に、ステーショナリー事務機械、建築工具、浴室暖房・換気・乾燥機、ディスポーザシステム、火災警報器等様々な分野で活躍している企業です。

                            出典 マックス株式会社

交換料金は本体価格 おおよそ8万円台~9万円台

人件費、処分費等を入れてトータル10万円台~13万円台位

 

交換のタイミングとしては先述した例等で交換されるのが得策です。

無理をして騙し騙し使用していると粉砕仕切れなかった生ごみが溜まり、徐々にしかも確実に水漏れを起こしてきます。

ディスポーザーの水漏れは大抵はジャージャー漏れるのではなく、ジワジワ少しづつ漏れてくるので気付かなかったなんて事もよくあるようです。

それを放っておいて階下へ水漏れを起こしてしまうと何十万円も掛かってしまいますし、勿論そのお宅に謝罪に伺うのも気が滅入るお話ですよね。

 

作業時間

ディスポーザーの交換に要する時間も気に成るところです。

実際の作業時間は1時間から1時間半と言ったところでしょうか。

既設のディスポーザーが自動給水の場合、機種によっては水栓もお取替えとなる事からもう1時間ほど多めに見ておくと良いでしょう。

まとめ

ディスポーザーはとても便利で一度使うともう手放せない商品ですよね。

しかし、家電製品の一種ですので長年使用していれば必ず不調が出て来て壊れてしまう日がやって来ます。


壊れてしまう日を少しでも遅らせる事が出来るよう粉砕できる物、出来ない物をきちんと把握し、正しく使用しましょう。

また、日々のお掃除も塩素系の漂白剤等の使用はせずに氷と中性洗剤、柑橘系の果物の皮等を使ってお手軽にそしてマメに行いましょう。

不調だなと思ったら無理して使い続けたり、ご自身で何とかしようとインターネット等で検索してDIYを試みるととんだ失敗に繋がるかも知れません。

しっかり講習を受けた実績のあるプロの専門業者さんに見て頂くことをお勧めします。