フロム工業|日本初のディスポーザシステム

ディスポーザーとは

ディスポーザーは台所のシンクの下に設置し、水と一緒に生ゴミを流し粉砕させ、下水道に流すと言う仕組みの電化製品の類です。

装置としては生ゴミ破砕処理室に水道水と一緒に投入された生ゴミを高速回転するターンテーブル で壁面に飛ばし、ターンテーブル周縁部についている固定式または可変式のハンマー と壁面の固定刃 で粉々に破砕して多量の水で押し流すものです。

連続投入方式とバッチフィールド式

フロム工業製ディスポーザーのフタ

フロム工業製ディスポーザーのフタ

ディスポーザーは、分譲マンション等一般的に普及している上部の蓋を閉じないとスイッチが入らないようになっている蓋スイッチのバッチフィールド式製品と連続投入方式と言う破砕機の電源スイッチが壁やシンクに埋め込まれた押しボタン式か床に設置されたペダル式となっており、使用時に動作させ連続で生ゴミを投入処理するタイプが有ります。

安全性も考慮されてのことなのでしょうか、現在設置されているほとんどがバッチフィールド方式(フタスイッチ方式)に変わりつつあります。

ディスポーザー内部は回転刃がむき出しといったものはなく、投入物を遠心力で周囲の固定刃へ送り出すためのターンテーブルが有るだけです。

その為、国産ディスポーザーは、動作中に誤って手を入れてしまう様なことが無いような安全設計になっています。

スプーンやナイフなどを誤って生ごみと一緒にいれて動作した場合は過負荷保護装置が働き運転を停止する仕組みです。

そんな時は焦らず、使用説明書に従って落下して挟まってしまった物を取り除きます。

処理出来る物と、出来ない物も機種によって多少の差があるようです。

全般的に枝豆の殻、とうもろこしの髭の部分など繊維質の極端に強い食品は処理できません。又大きな貝殻やスペアリブの骨など大きく硬いものなどは対応できません。

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ディスポーザーのメリット

  • 調理後すぐに生ゴミを処理でき、悪臭の原因を防ぐことができる
  • 生ゴミを溜めないので、虫が発生する可能性も少なくなる
  • 水分が多い生ゴミは焼却処分に比べると、環境への負荷が少ない。
  • 掃除の手間が軽減される。
  • ゴミを出す量が削減される。

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ディスポーザーのデメリット

  • 音が大きい
  • 古くなるとつまりやすくなる
  • 入れてはいけないもの、粉砕できないものがある
  • 家電と同じくこわれる
  • 維持費が掛かる。

以上簡単にディスポーザーについて説明して行きましたが、今回はディスポーザーを製造、販売しているフロム工業についてご説明します。

フロム工業って

こちらの会社の名前を知っている方はちょっと少ないのではないのでしょうか。

実はこの会社凄いのですよ。

フロム工業はアメリカ発祥のディスポーザを、日本発のディスポーザシステムに築き上げてきたメーカー企業です。日本国内でディスポーザの製造が開始されてから約60年余り。フロム工業は、家庭用ディスポーザ、業務用ディスポーザの販売を経て、1988年日本で最初に厨芥処理システムを完成させました。その厨芥処理機第1号は1977年3月に羽田空港農林省植物検疫所に納入、その後、病院・学校給食センター・ホテル・社員食堂・自衛隊等の1300箇所に納品されました。特許、意匠登録、実用新案は、平成25年4月現在で34件保有しているとのことです。


フロム工業 全日本卓球選手権 CM 女性ナレーション

勿論、ディスポーザー国内生産台数はナンバー1です。

フロム工業YS-8100

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YS-8100

フロムの知能プログラム機能

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一般的な蓋スイッチ方式のディスポーザーは約60秒のタイマー運転ですが、フロムのディスポーザーは、生ごみの量や種類を判別し、最適な運転時間を自動判別します。

生ごみの量が少ない時は、通常時よりも短時間で運転し終了します。(最短20秒)無駄な運転を減らす事で電気代や水道代の節約につながります。


ジェット洗浄機能

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出典:公式サイト

粉砕室に一時的に水を溜め、一気に排水
させることです。
水を溜めることで、粉砕室内に付着した生ゴミが取れ、一気に排水することで、勢い良く水が流れ、配管内の洗浄効果があります。

 

長寿命・安心設計

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出典:公式サイト

強度が必要な粉砕室には専用樹脂を使用して耐薬性、耐衝撃性、耐熱性に優れています。一般的なアルミと比べ、腐食せず寿命が長いといわれているようです。

 


この様にフロム工業のディスポーザーは開発・設計から施工、アフターメンテナンスまで一貫した品質で提供しているディスポーザシステムの総合メーカーです。

国産ディスポーザーでは限られたディスポーザー施工会社が販売・施工しています。
これは、きちんとしたディスポーザの知識・施工技術に基づいて販売から施工まで行っているからなのかなと思います。

 

今までディスポーザーを使っていて処理施設があるマンションで取り付ける際は特に問題はなさそうですが、戸建てで付ける場合は自治体によっては本体だけで取り付けてはいけませんという規則があるようですので確認が必要のようです。


販売施工会社で有名な会社は、こちらが良さそうです。