自動給水方式のディスポーザーって何?仕組みを解説!

2種類の自動給水方式

自動タイプの中にもその方法が分かれていています。ディスポーザーの粉砕室に直接お水が流れ込む直接給水タイプスイッチを入れるのと同時に蛇口から自動的に出るタイプがあります。

TOTO製とMAX製のディスポーザーの自動給水タイプはこの直接給水タイプが多く採用されています。ですので、実際にお使いになる時にスイッチを入れると自動的に水が本体に流れますので水が流れていることが見えない仕様が採用されている場合が多いです。

TOTO製の自動タイプのディスポーザーが故障してしまった場合、その部品の供給は2017年に終了してしまっている為、修理が行えない状況です。MAX製は2020年現在では自動給水方式の本体を製造していますので修理等は可能と思われます。

ではTOTO製自動給水のディスポーザーを使用している方が故障してしまい、交換となったときに、どこの、何という機種を取り付けたら良いのかご不安になる事でしょう。


TOTOのディスポーザーからの他の自動給水のディスポーザーにする場合

安永製のディスポーザー

安永製のディスポーザー

出典:ディスポーザージャパン


TOTO製自動ディスポーザーからスムーズに取り換えられる後継機種があります。
TOTO製の自動給水ディスポーザーからは、「安永製」の自動給水型(水栓割込み方式)に交換する事が出来ます。

安永製の自動給水ディスポーザーは、スイッチを入れると水がシンクの蛇口から出るタイプになっています。今までは直接的に水が本体に流れ込むように接続されているため、水が出ている事を目で見て確認できませんでした。

しかし後継機種の自動給水方式では、スイッチをいれると自動的に蛇口から水が出て来ます。これが水栓割込み方式という仕様です。勿論粉砕作業が終わると自動的に水は止まります。

現在ではこの水栓割込み方式が主流となっているようです。


TOTOから安永製に交換する際には接続可能な水栓交換が必要

TOTOから安永に交換する際にはこの吐水方法が変ることで、交換の際は現在ご使用になられている水栓金具(蛇口)との接続部分に専用の継手を取り付けてお水を出す仕組みになります。

これにより、既存で使用している水栓金具(蛇口)を利用することが出来なくなることがあります。なぜ利用できないかというと、新しいディスポーザーの蛇口につなげる径が今までのものと異なる場合があるからです。

全ての水栓金具が付けられるかと言ったらそれは専門の業者に確認が必要です。新しいディスポーザーに取り付け出来る型式ななのかどうかを確認する必要があります。

少々めんどくさいのですが、構造、仕組み、寸法がガラリと変わってしまうから仕方ないのかもしれません。

この直接給水タイプは他にMAXのディスポーザー、GD-B180・GD-B181A等が挙げられますが、MAX社は現段階もディスポーザー製造をしているのメーカーである為、本体のみの交換で対応ができます。

MAX製を十数年間、利用しているのなら、水栓金具もかなり劣化しているでしょうから、この機に適合するものに交換するのが良いかもしれません。

 

ディスポーザーの給水方式はマンションの構造を配慮

水栓金具 ※イメージの為、取り付けられるかどうかは確認が必要です。

マンションの竣工時に、キッチンからの排水の合流までが短い場合は手動タイプ、長い場合は自動タイプがついているようです。
排水管内で粉砕した生ごみが流れ切らないまま、とどまってしまうことが無いよう考慮されています。

また、自動給水タイプを採用しているマンションでは、粉砕物が排管内で固着して詰まりなどの原因にならないように、一定以上のお水を流すように自動タイプを設置しています。

ディスポーザーの詰まりなどのトラブルが起こらないように、分譲当時に配慮がされて建設されているためです。