ディスポーザはデメリットだらけ?故障時の対処方法を解説【動画あり】
マンションの購入をする際にモデルルーム行くと、キッチンについているディスポーザーがある場合があります。
購入時は、マンションにもともと生ごみを処理してくれる機械がついているくらいの
印象のうすいディスポーザー。使ったらとても便利で「1分くらいで生ごみを処理してくれるからすごく便利!二度と手放せない!」という思いがある方も多い設備です。
しかし、7年~10年くらいすると壊れる場合が多く、この地味な機械が壊れていったいどうすればいいの?メーカーに電話してもなんか初めてでよくわからない!いっそのことこんなに苦労するのなら外してしまいたい!という方もいるかと思います。
そんな地味に活躍するディスポーザーのデメリットやメリットを知る事で柔軟に対応できるようになります。
ディスポーザーのメリットとは
どんな点がメリットでしょうか。大きく分類すると以下のような点が挙げられます。
- 料理後に生ごみをスムーズに処理でき、臭いの発生を抑えることができる。
- 生ごみによりつきやすい虫がいない環境をつくれる。
- ゴミ置き場に移動する際にポタポタと水が落ちない。
- 環境に負荷がかからない。
- シンクを綺麗に保つことができる。
粉砕する機械本体と専用の配管で処理槽にながれる為、悪臭の原因であるゴミがシンクや住戸内にとどまることがないので、常に清潔な空間を保つことができます。
マンションなので気密性も高い構造ですから、臭いのもとがキッチンになることでゴキブリもよってこない環境になります。
ダストステーションに行くまでも、生ごみの水滴や汚れにより共用部も汚れにくい状況を作る事ができます。ダストステーションの置き場所には生ごみが積まれることが無いため、スペースも通常よりも狭くできる利点となります。
ディスポーザーのデメリットとは
キッチンで料理を作って、ゴミ箱やゴミ袋に入れずにダイレクトに生ごみ処理機へ入れます。シンクの排水口の部分のフタを開けて生ごみを確認し、スイッチオン!
ガガガガ―と動かすこと約1分。生ごみだらけのシンクは綺麗さっぱり、料理を作る前の状態になります。
しかし、このディスポーザーという代物は機械であることを意識していない方も多いはず。自分が意図しない状況になることもあるはず。
後付けはできない
基本的にマンションに設置されるディスポーザーは、分譲当時(正確にいうとマンションの建築時)に「ディスポーザー排水処理システム」として「シンクのディスポーザー本体」と「敷地内に埋設される生物処理槽」とを結ぶ「専用配管」が設置されマンションのディスポーザー排水処理システムとして建築されたものをいいます。
出典:ディスポーザージャパン
ということは、この3つの設備がそろってディスポーザーが使える環境となる訳です。一つでもかけていると使う事ができないので、分譲当時についていないマンションにあとから取り付けたいと思ってもそれはNGであることがほとんどです。
こんな便利なものであっても「処理槽が無い状態」で取り付けた場合はどうなるのか想像してほしい。粉砕した生ごみは、処理するされることなく、そのまま下水道に流れ環境に負荷がかかることになります。
マンション購入時にはそれほど意識していなかったディスポーザーはもともと標準の設備として設置された方だけが利用できる設備なのです。
突然の故障
ディスポーザーも機械ですので壊れます。しかもその時は突然やってきます。音が大きくなったり、動いたり動かなかったり、そのような寿命のサインがあればよいですがそういうものではありません。強いていうのであれば、7年~8年が寿命の目安にするくらいでしょうか。
しかし、ほとんどの場合は水がちびりびちり漏れたり、急に動かなくなったり、起動しそうな音はするんだけど結局動かないといった症状がおおいです。
交換する前にチェック
交換をいきなりする前にいくつかチェックしましょう。
- 取扱い説明書を閲覧してみよう
- 何年くらい使用しているか(マンションの竣工年数から判断)
- ディスポーザーの粉砕部に何か挟まっていないか
- ブレーカーは落ちていないか
- シンク下の収納部に水漏れはないか
-
本体に亀裂や劣化はないか
まずは、手元に説明書があるならば一通り目をとおしてみましょう。意外にも単純なことが抜けていて解決に繋がる場合があります。一度マニュアル通りに読んでみてはいかがでしょう。
分譲から10年近く経過しているのであれば、ほとんどのメーカーで部品をもっていることは無いので部品の交換はできないと思った方がよいです。また、部品だけを交換しても他の部分は古いままなので結局交換の費用がかかってしまったというこになりかねません。諦めて交換した方が結果的に安くなる場合がありますよ。
あれ??と思ったら一度、ディスポーザーの専門業者にみてもらうことをおすすめします。場合によってはお電話などで解決することもあるかもしれません。